高校受験の作文の書き方|点数が取れるシンプルなルール

こんにちは!龍文個別指導室 代表講師の中田龍河です。

高校受験では、作文や記述問題が出題されることがあります。

作文というと、「文章が上手でないといけない」と思うかもしれません。
しかし実際の入試では、特別な表現力よりも基本がきちんとできているかが大切です。

この記事では、高校受験の作文で点数を取るための基本的な考え方と書き方を紹介します。

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作文の採点で見られる4つのポイント

高校入試の作文は、主に次の4つの観点で評価されます。

  • テーマに合った主張が書けているか
  • 主張に合った体験や根拠が書けているか
  • 正しい日本語で書けているか
  • 誤字・脱字がないか

作文が苦手だと感じる生徒でも、このポイントを意識するだけで文章は劇的に書きやすくなります。

① テーマに合った主張を書く

まず大切なのは、問題にきちんと答えることです。

例えば、「部活動で学んだことを書きなさい」という問題が出たとき、単に部活動の思い出(試合で勝った、練習がキツかった等)を書くのではなく、

  • 努力することの大切さ
  • 仲間と協力すること
  • 継続することの大切さ

など、自分の意見(主張)をはっきり示す必要があります。

作文では、最初に「私は〜だと思う。」という形で主張を書くと、文章の方向が決まりやすくなります。

② 主張を支える体験を書く

主張だけでは、説得力のある作文にはなりません。その主張を支える具体的な体験や出来事を書くことが大切です。

基本的な流れは次のようになります。

主張(私は〜と思う) 体験(なぜなら私は〜という経験をしたからだ) まとめ(だから私は〜だと考える)

例えば、「私は努力することが大切だと思う。」と書いた場合、その理由として「私は部活動で毎日練習を続けた。最初はうまくできなかったが…」というように、自分の経験を書くと文章に説得力が生まれます。

③ 正しい日本語で書く

作文では、内容だけでなく日本語として正しい表現が使えているかも見られます。
普段の会話では問題にならない言い方でも、作文では注意が必要な場合があります。

ら抜き言葉

会話ではよく使われますが、作文では避けた方がよい表現です。

× 見れる ○ 見られる
× 食べれる ○ 食べられる

さ入れ言葉

本来必要のない「さ」が入ってしまう表現です。

× 書かさせていただく ○ 書かせていただく
× 行かさせていただく ○ 行かせていただく

い抜き言葉

「い」が抜けてしまう表現です。作文では丁寧な形で書くことを意識しましょう。

× してた ○ していた
× 考えてる ○ 考えている

④ 誤字・脱字に注意する

作文では、誤字や脱字も減点の対象になります。

  • 漢字の間違い
  • 書き忘れ
  • 不自然な文章

書き終えたら必ずこれらがないかを確認しましょう。短い時間でも、最後に全体を見直しをすることが大切です。

作文を書くときの3つのコツ

ここまで紹介した4つのポイントを守るために、次のことを意識すると作文がさらに書きやすくなります。

1. 最初の主張と最後のまとめをそろえる

作文でよくあるのが、最初と最後の内容がずれてしまうことです。

最初: 「努力することが大切だと思う」
最後: 「仲間は大切だと考える」

これでは、作文のテーマが変わってしまいます。
最初に書いた主張を、最後でもう一度まとめる。この形を意識すると、作文はきれいにまとまります。

2. 接続詞をうまく使う

接続詞を使うと、文章の論理的な流れが分かりやすくなります。

  • 理由:なぜなら〜
  • 逆接:しかし〜
  • 結果:そのため〜 / だから〜
  • 追加:そして〜 / また〜

ただし、使いすぎるとかえって読みにくくなるので注意しましょう。

3. 時制を意識して書く

作文では、主張と体験で時制を使い分けると文章が整理されます。

主張 → 現在形(〜と考える、〜と思う)
体験 → 過去形(〜した、〜だった)

【例】
私は努力することが大切だと考える。
私は部活動で毎日サーブの練習をした。

4. 入試作文では省略語を使わない

入試の作文では、普段の会話で使う省略語は避けるようにします。正式な言葉で書くことが大切です。

× 部活 ○ 部活動
× スマホ ○ スマートフォン
× 携帯 ○ 携帯電話

よくあるNG作文(失敗例)

作文指導をしていると、次のような失敗がよく見られます。自分の書いた文章が当てはまっていないかチェックしてみましょう。

主張が書かれていない

出来事や体験だけを日記のように書いてしまい、「結局、何を伝えたいのか」が分からない作文です。作文では必ず、自分の意見(テーマに対する答え)をはっきり書きましょう。

体験が書かれていない

「努力は大切だと思う。」という一般論だけで終わってしまう作文もよくあります。なぜそう思うのかを、自分自身の具体的な経験を使って説明することが大切です。

作文の例文(お手本)

最後に、「努力することの意義」をテーマにした作文の模範解答例を紹介します。先ほどの「主張→体験→まとめ」の構造になっていることに注目して読んでみてください。

 私は努力することは大切だと思う。努力を続けることで、できることが増えていくからだ。
 以前、私は部活動でバスケットボールをしていた。最初はシュートが苦手で、何度打ってもなかなかボールを入れることができなかった。しかし、悔しい思いをしながらも毎日練習を続けた。すると少しずつ成功するようになり、自信がついた。そして試合でもシュートを決めることができ、とても嬉しかった。
 この経験から、努力を続けることは自分の成長につながると考える。これからも目標に向かって努力を続けていきたい。

作文は「練習と添削」で必ず上達します

作文は、最初から上手に書けるものではありません。
しかし、書いて「プロの添削」を受けることで少しずつ、確実に上達していきます。

龍文個別指導室では、生徒一人ひとりの答案を見ながら、

  • 文章の構成(論理展開)
  • 内容の整理
  • 表現や文法の改善

などを丁寧に個別指導しています。

敬体(です・ます)・常体(だ・である)の乱れや原稿用紙の使い方など、作文には他にも多くの採点ポイントがあります。もし作文や国語の記述問題に不安がある場合は、ぜひ一度当塾へご相談ください。

学習の状況を確認しながら、今必要な勉強方法をご提案いたします。

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