【中3の国語】定期テストは取れるのに模試・実力テストで点数が下がる理由と対策

皆様、いつもお世話になっております。龍文個別指導室 代表の中田龍河です。

中学3年生になり、新学期が始まりました。これから夏にかけて、学校の「実力テスト」や外部の「模試」を受ける機会が増えてきます。当塾でも、「岐阜全県模試」などの地方独自の模試や、育伸社の全国的な「学力テスト」などを実施しております。

この時期、「学校の定期テストの国語は80点以上取れるのに、実力テストになると点数が半分近くまで下がってしまう」というお悩みを多く見かけます。

「うちの子は国語が苦手になったのだろうか」と心配されるかもしれませんが、実はそうではありません。結論から申し上げますと、「定期テストの国語」と「実力テスト(入試)の国語」は、測られている能力がまったく異なる別のテストだからです。

今日は、その決定的な違いと、実力テストで点数を取るための具体的な勉強法について詳しく解説します。

定期テストと実力テストの「決定的な違い」

なぜ、定期テストでは点数が取れる生徒が、実力テストで急につまずいてしまうのでしょうか。その理由は、出題される文章の性質と範囲にあります。

1. 定期テストは「記憶力」と「授業の理解度」を測るテスト

中学校の中間・期末といった定期テストは、「教科書の〇ページから〇ページまで」と出題範囲が明確に決まっています。

テストに出る文章は、すでに授業で先生が黒板を使って解説し、ノートにまとめた「知っている文章」です。極端な言い方をすれば、テスト本番で文章を最初から最後までしっかり読まなくても、「この登場人物の気持ちはこうだ」「筆者の主張はこれだ」とあらかじめ暗記しておけば、問題に答えることができてしまいます。

つまり、定期テストの国語は「文章をその場で読み解く力」ではなく、授業の内容をどれだけ正確に覚えているかという「記憶力」の側面が非常に強いのです。

2. 実力テストは「初見の文章の論理的処理能力」を測るテスト

一方、実力テストや高校入試の国語では、生徒にとって完全に「初めて見る文章(初見の文章)」が出題されます。あらかじめ答えや解説を暗記しておくことは不可能です。

限られた試験時間の中で、初めて読む文章のテーマを把握し、段落ごとの意味のつながりを理解し、設問の条件に合わせて本文から根拠を探し出さなければなりません。

定期テストを「暗記」で乗り切ってきた生徒は、実力テスト本番で「初めて見る文章の読み方」がわからず、時間配分に失敗したり、自分の感覚で勘の選択肢を選んでしまったりして、点数を大きく落としてしまうのです。

実力テストの国語で点数が取れない「3つの原因」

実力テストで点数が伸び悩む生徒の答案や解き方を見ていると、以下の3つの原因が共通して見られます。

  • 「なんとなく」の感覚で読んでいる 文章を論理的にではなく、「たぶんこういう話だろう」「自分はこう思う」という主観や感覚で読んでしまっています。国語のテストにおいて「自分の感想」は問われません。答えの根拠は必ず「本文の中」にあります。
  • 接続詞や指示語の役割を意識していない 「しかし」「つまり」といった接続詞や、「これ」「それ」といった指示語は、文章の構造を理解するための重要な道しるべです。これらを読み飛ばしてしまうと、筆者の主張と具体例の区別がつかなくなります。
  • 設問が「何を求めているか」を正確に把握していない 「なぜですか」と聞かれているのに「〜から」で答えていなかったり、「どういうことですか」と聞かれているのに本文の言葉をそのまま丸写しして文末が不自然になったりするケースです。
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実力テストに向けた「国語の具体的な勉強法」

では、実力テストや高校入試に向けて、どのように国語を勉強すればよいのでしょうか。定期テストのように教科書を何度も読むだけでは、初見の文章には対応できません。

以下のステップで、論理的な読解力を鍛えていく必要があります。

① 初見の文章問題に触れる時間を増やす

まずは、教科書以外の問題集(市販の実力練成テキストや過去問など)を用意し、「初めて見る文章」を解く訓練を積みます。このとき、ただ解いて丸付けをするだけでなく、「なぜその選択肢が正解なのか」「本文のどこに根拠が書いてあるのか」を自分で説明できるまで解説を読み込むことが重要です。
龍文では、生徒さまそれぞれのレベルにあった問題集を用意。塾専用教材も交え、効率的に多量の文章を解く訓練を積ませています。

② 文章に印(マーキング)をつけながら読む

ただ目で文字を追うのではなく、文章の構造を視覚化するクセをつけます。

  • 接続詞(しかし、ところが、つまり、だから等)に△印をつけ、各役割ごとに整理する。
  • 「~が大切だ」「~だと考える」など、結論と思われる文章には線を引く。
  • 段落ごとに大切だと思われる一文にマークをつける。

こうした作業を習慣化することで、初見の文章でも要点を素早く正確に掴めるようになります。

③ 語彙力(言葉の知識)を地道に増やす

実力テストの文章は、学年が上がるにつれて大人向けの評論文などになり、使われる言葉が難しくなります。「抽象」「客観」「葛藤」など、文章内でよく使われる重要語句の意味を知らなければ、どれだけ論理的に読もうとしても内容が入ってきません。
漢字の練習と合わせて、知らない言葉が出てきたら必ず辞書で意味を確認する習慣をつけましょう。

国語の読解力は、すべての教科の土台になります

私たち龍文個別指導室が、日々の指導において「国語の読解力」を非常に重視しているのには理由があります。それは、国語力がすべての学習の土台になるからです。

数学の長い文章題の意味を正確に読み取り、数式を立てる力。
英語の長文読解において、英文の論理展開を予測する力。
理科や社会で、資料やグラフから必要な情報を読み取る力。

これらはすべて、日本語の正しい読解力がベースにあります。「初見の文章を論理的に読む力」を一度身につけてしまえば、国語の実力テストの点数が安定するだけでなく、他教科の成績も連動して底上げされていきます。

もし、「定期テストは取れるのに実力テストで結果が出ない」「国語の勉強の仕方がわからない」とお悩みであれば、一度当塾の無料学習相談をご利用ください。 生徒さんが実際に解いたテストの答案を分析し、どこでつまずいているのか、どんな「読み方のクセ」があるのかを見極め、これからの具体的な学習計画をご提案いたします。

感覚に頼らない「本物の読解力」を身につけ、自信を持って受験学年を乗り切りましょう。

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